2019年星景写真撮影の展望をすでに書きました。
記事:2019年星景写真の展望は? ナイトフォトツアーズの星景写真対策講座から見えてきたこと!
そして1月から4月までの部分を分けて詳述しました。
記事:平成最後の座流星群 しぶんぎ座流星群 撮影スケジュールプラン 1時間20個もありえる?
記事:平成31年1月6日 平成最後の日食(部分日食)撮影スケジュールプラン 2019年の12月は2回目の、そして新元号最初の部分日食もあるよ
記事:2019年2月と3月の月初は月と惑星が良い感じ?おっと3月はCP+とぶつかった。。。4月は?
今回はGW以降のスケジュールを書きます。
こんなことを書きます!
5月:みずがめ座流星群
正式名称、みずがめ座η(イータ、エータ)流星群と呼ぶのだそう。かのハレー彗星を母体としているらしいです。
極大日は2019年5月6日23時頃で、月齢は1、7日に日付が変わったころから明け方まで月明りの影響を受けず好条件です。
下記の表のように、これ以降の流星群は条件軒並み悪いので1月以降のハイライトはこの5月のみずがめ座流星群でしょうか。
名称 | 極大日 | 月齢 | 条件 |
しぶんぎ座 | 1月4日11時 | 27.8(ほぼ新月) | 〇 |
こと座 | 4月23日9時 | 17.8(満月) | ✖✖ |
みずがめ座 | 5月6日23時 | 1.2(ほぼ新月) | ◎ |
ペルセウス座 | 8月13日17時 | 12.0(満月近く) | ✖ |
りゅう座 | 10月9日16時 | 10.4(満月近く) | ✖ |
オリオン座 | 10月22日9時 | 23.4(新月近く) | ✖ |
しし座 | 11月18日14時 | 21.0(半月近く) | ✖ |
ふたご座 | 12月15日2時 | 18.5(満月近く) | ✖ |
こぐま座 | 12月23日12時 | 26.5(新月近く) | △ |
6月:梅雨のお休み? 蛍と絡める?
特に梅雨の時期なので積極的な活動はしない期間です。ただし、梅雨入り前は晴天になることが多いので6月1日(土)、2日(日)での撮影は良いかもしれません。6月3日が新月なので、新月期として個人的に撮影スケジュールを検討中です。
梅雨真っ只中と思われる6月29日(土)30日(日)は星景撮影WSを通じて知り合ったメンバーと、撮影したものの情報交換会をやる予定です。梅雨の晴れ間があれば撮影もする予定ですが、特に星空でめぼしいイベントがない6月です。
2018年はホタルの撮影を初めてしましたが、その経験を活かして星と一緒に撮るというのも検討要素の一つです。
7月:自分自身の活動へ 木星と土星と天の川?
夏休み期間も特に星空でめぼしいイベントがないです。夏季休暇を早めにとって家族サービスに充てるか、個人的に要検討です。
7月7日の0時過ぎ、あるいは23時くらいは天の川の左右に土星と木星が居て面白いかもしれません。22時過ぎに月が沈むので撮影するのに良い被写体のイメージがあり、天候も良ければ撮影に行きたいところです。
7月17日に九州や沖縄で部分月食もあります。
8月:お盆休みに月と土星の接近
今年のペルセウス座流星群は月齢12の頃で壊滅的な打撃を受ける撮影条件です。極大日は8月13日の16時頃です。2時過ぎに月が沈むのでそこから数時間を狙うか、あるいは月齢の良い8月3日(土)、4日(日)に撮影を検討しつつ、流れ星が入ったらラッキー程度の気持ちでいようかと思っています。
9月:中秋の名月
9月も取り立てて良いところはなく、中秋の名月くらいでしょうか。2018年はたまたまウサギを撮れましたが、来年はどうするか?SONY ILCE-7M3 (28mm, f/2, 1/15 sec, ISO20000)
SONY ILCE-7M3 (28mm, f/2, 1/15 sec, ISO20000)
10月:自分自身の活動へ 後半より紅葉の始まり 小田代ヶ原へも
上記表より、りゅう座、オリオン座流星群ともに期待が薄い感じです。自分自身が撮りたい被写体を中心に撮影に行くことになりそうです。
今年行った小田代ヶ原にも行く計画があります。ある程度月明りのある日程、景色の色を出しつつ星景撮影という感じにしたい考えです。
SONY ILCE-7M3 (105mm, f/4, 13 sec, ISO3200)
SONY ILCE-7M3 (0mm, f/0, 20 sec, ISO1600)
OLYMPUS E-M1MarkII (8mm, f/2, 10 sec, ISO1600)
OLYMPUS E-M1MarkII (7mm, f/2.8, 5 sec, ISO1600)
11月:おうし座流星群に期待? 紅葉の季節本番なのでどこが良い?そうだ京都へ行こう(未定)
上記表には入れていませんでしたが、おうし座流星群があります。流星の出現数が少ないのに加えて、極大がはっきりしないということなので特にスケジュールを考えずに行動です。時々火球クラスが出てくるというので偶然に期待です。
11月は紅葉の季節なので、紅葉と絡めての星景を考えつつ、紅葉の名所での撮影も考えています。紅葉の季節の京都にもまた行きたい!
12月:2019年2回目の日食、新元号になってから初!
2019年に2回目の日食(部分日食)が起こります。1月にチャレンジした成果をもとにもう一度チャレンジです。
2018年、個人的には大きな成果を得たふたご座流星群は残念ながら満月期であるため期待が薄いです。一方、こぐま座流星群は月明りが少なく好条件ですが・・・個人的にはクリスマスや正月の準備期間で身動きがとりづらいかもしれません。。。
食の始まり: 14時28分
食の最大: 15時35分
食の終わり: 16時31分
食の始まりから食の最大まで: 1時間07分 (約39%の食分)
食の始まりから食の終わりまで:2時間03分
こうやって見ると2018年は流星群の活動には恵まれた年であったのかなと振り返ることもできました。
1か月前の11月27日に下記の記事を起こしてからやっとまとめが終わりました。後は行動するのみです。天候が良いことを祈りたいです。
記事:2018年の師走も近づき、2019年の星景撮影スケジュールをそろそろ準備しようかなと思う今日この頃
この記事で準備したカレンダー、アストロガイド星空年鑑2019年版、そしてナイトフォトツアーズの[星景写真向け撮影対策講座2019]の資料がかなり参考になりました。
特にカレンダーは、個人的にはおすすめです。