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平成31年1月6日 平成最後の日食(部分日食)撮影スケジュールプラン 2019年の12月は2回目の、そして新元号最初の部分日食もあるよ

平成31年1月6日 平成最後の日食(部分日食)撮影スケジュールプラン 2019年の12月は2回目の、そして新元号最初の部分日食もあるよ

2019年1月6日 平成最後の日食、部分日食が観察できます。すでに記事に書いた通り、2019年の最大の天文現象の1つです。

記事:2019年星景写真の展望は? ナイトフォトツアーズの星景写真対策講座から見えてきたこと!

こんなことを書きます!

平成最後の座流星群 部分日食の 撮影スケジュールプランを考えます。日食撮影に関しての情報もシェアします。

日食

日食には皆既日食、金環日食、部分日食の3つがあります。一番出現頻度の多いのは部分日食ですが、世界中を飛び回れば日本では部分日食に見えるものが海外の一部地域では金環日食になったり、日本では日食にならない日付で皆既日食が見られます。
例えば、約1年後の2019年12月26日は、日本では部分日食ですが東南アジアやインド方面(マレーシア、シンガポール、インドネシア、インド、スリランカなど)では金環日食が観測できます。

日食は地球と太陽の間に月が入りこむ現象です。そのため、見る角度が違うと部分日食や金環日食という違いになって見えるのです。
また月は地球の周りを公転していますが、その起動は真円ではないため地球に近づいたり遠ざかっています。スーパームーンと呼ばれる満月が大きく見えるのは地球に近づいて見えるタイミングです。
その地球に近い軌道で公転している場合に太陽との間に月が重なると、月が太陽全体を覆うようになり皆既日食になります。2035年までに日本で見られる日食は以下の通りです。

 

種類 日付 見られる場所
部分日食 2019年1月6日(日) 日本国内どこでも
部分日食 2019年12月26日(木) 日本国内どこでも
部分日食 2020年6月21日(日) 日本国内どこでも
金環日食 2030年6月1日(土) 北海道地方
部分日食 2032年11月3日(水) 日本国内どこでも
皆既日食 2035年9月2日(日) 長野県地方

 

皆既日食、金環日食がいかに珍しい現象かわかると思います。

注意! 太陽を直接見てはいけません!太陽は強い光と熱を出しているため、目を傷める可能性が高いです。正しい方法で観察しないと目を痛めるだけではなく、最悪の場合失明する危険があります。日食を観察するときは、専門家の直接指導、あるいは指導内容が記載されている教本に従い、その内容をもとに作成された日食グラスなど日食鑑賞用の製品を使用するか、鏡を使って太陽を壁に映して観察するなどして下さい。

部分日食の撮影で必要なこと

  1. 撮影地を決めて、そのロケーションで食の開始/終了時間を調べる — 記事:2019年星景写真の展望は? ナイトフォトツアーズの星景写真対策講座から見えてきたこと! で実施済み(後述)
  2. 撮影したい写真のイメージを固め、機材を選定する
  3. 必要なレンズ用のフィルター(日食用NDフィルターやアストロソーラーフィルターなど)の準備
  4. 撮影時間と連動した露出データの整理とメモ化  — 本記事がまさにこれ!
  5. 赤道儀の使い方を覚える (ない場合は購入から検討) — 幸いあるので問題なし

日食カレンダー情報

国立天文台による主な地点での日食予報です。

地点 食のはじめ 食の最大 食分 食の終わり
札幌 8:46:30 10:13:26 53.9% 11:47:20
仙台 8:44:03 10:09:42 46.9% 11:42:31
東京 8:43:49 10:06:21 42.1% 11:36:32
京都 8:40:37 9:57:47 38.5% 11:23:51
福岡 8:38:37 9:47:24 31.8% 11:04:41

*注:食分:月によっておおわれた太陽の直径の度合い

東京地方の日食進行概要
食の始まり:         8時43分47秒
食の始まりから食の最大まで: 1時間22分32秒 (約42%の食分)
食の始まりから食の終わりまで:2時間52分43秒
食の終わり:         11時36分32秒

どこで撮るか?

日の出後の日食なので南東側が開けたところを探す必要があります。

  • 神奈川県 三崎半島の先端、城ヶ島
  • 千葉県房 総半島の先端、野島崎灯台や根本海岸
  • 千葉県 銚子の犬吠埼灯台
  • 茨城県 大洗磯前神社 — 正月の初もうで客で撮影場所がないかもしれません

関東でぱっと思いつくところは以上のようなところです。やはり海側が開けている場所としてすぐ思い浮かびます。ただし、星景と違って街灯を気にする必要がないので都心でも撮影は可能です。さらには多少の雲でも観測可能です。視界が開ける川沿いや広い平面の敷地があるところ、高いランドマークがあるところは候補になります。

  • 東京タワー
  • スカイツリー
  • ランドマークタワー

参加するか?

先に撮影地の話を書いてしまいましたが、日食撮影に参加するかというところから検討しなければなりません。先に個人的な結論を言うと参加します!

  • 2019年は2回 部分日食があり 初めて撮影をチャレンジするにあたっては再チャレンジが可能な年である
  • 2019年は今上天皇の退位が決まっていて、1回目は平成最後の日食、そして2回目は新元号最初の日食になる
  • 2020年も部分日食があり次のチャレンジもしやすい
  • 2020年を逃したら、2030年まで10年間日本で日食観察ができない(海外では観察可能な時期が違います)
  • 2030年の金環日食、2035年の皆既日食の撮影でぶっつけ本番にならないため、この機会から練習しておく(生きていれば・・・)

以上のことから日食撮影に初参戦しようと考えています。

一方で敷居が高くなることも併せて記載します。日食用のNDフィルターを用意しなければならず、結構値段がするからです。さらに赤道儀を購入となると思った以上に資金の用意が必要です。

日食用のレンズフィルター

日食用のNDフィルターを出している有名メーカーのものは以下の2つでしょうか。

  • Kenko NDフィルター PRO ND100000 日食撮影用
  • MARUMI NDフィルター DHG太陽撮影用

コスト的な負担もさることながら、普段在庫が多いものではないので争奪戦です。軒並み在庫が少ないので、買いたくても買えないということが起こるかもしれません。そして日食の日が雨天なら使えないですし、晴天で使えても、太陽を撮影することがない限り使えません。

フィルターの購入に間に合わない場合、太陽撮影用の金属フィルターを加工して利用出来るとアドバイスをいただきました。こちらの方が安いです。
そして、むしろこちらの方が日食撮影には向いているかもしれません。皆既日食の場合や、部分日食でも雲で太陽が覆われた場合、露出が変わります!
その場合、NDフィルターを使っているとNDフィルターを外す作業が必要になります。

一方、この金属フィルターを使う場合、ボール紙などでレンズにかぶせるような円筒を作ってからフィルターで円をふさぎます。つまり、レンズに被せる形で使います。逆にいうと外しやすいです。ねじ式のNDフィルターでは外しにくいことを考えたらこちらで被せた方が良いようです。

NDフィルターに対するデメリットとしては、自分での工作が必要になることです。

M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 IIの場合:レンズフィルター径が58mm

ソニーFE 24-105mm F4 G OSSの場合:レンズフィルター径が77mm

太陽撮影用の金属フィルターを加工して利用する場合

http://kokusai-kohki.com/Baader/astrosolar.html

日食の撮影予定地

いくつか候補地を検討しています。理由は1つしか考えてないと雨天(あるいは降雪)の場合に撮影ができないからです。

候補地での必要な要素は以下の3つです。

  1. 東から南の方角が十分に開けていること (午前中の日食のため)
  2. 地盤が安定していること
  3. 人通り、車通りがあまりないこと(長時間撮影で安全を確保できること)

これらを踏まえた候補地が下記です。

  • 関東地方:江戸川区 葛西臨海公園 神奈川県 江の島
  • 東北地方:福島県 いわき市アクアマリンふくしま
  • 甲信越地方:河口湖 大石公園

このあたりを現在の候補としています。正月期間なので神社仏閣は避ける予定です(例:茨城県大洗磯前神社)
福島県が含まれますがほぼ東京の進行状況を参考にできる場所たちでもあります。

日食のスケジュール

以下の進行概要を参考にするとおおよそ現地で5時間弱の工程です。飲み物や小腹が空いたときに口に入れるものなど、星景撮影と同じようにあった方が良さそうです。

7時30分:現地着

8時15分:カメラ・三脚・赤道儀設置完了  — 広角と望遠 2セット分、赤道儀は望遠用のみ

8時30分:撮影開始 — 全景は先に撮る

11時40分:撮影終了

12時00分:現地撤収

東京地方の日食進行概要
食の始まり:         8時43分47秒
食の始まりから食の最大まで: 1時間22分32秒 (約42%の食分)
食の始まりから食の終わりまで:2時間52分43秒
食の終わり:         11時36分32秒

露出の目安表(ND100000を付けた場合)

ND100000フィルターを付けた場合の目安の露出です。目安ですので実際にはここから微調整が必要な場合があります。また、雲が出た場合も調整が必要です。

日食なしの場合

F値 100 200 400 800
F8 1/2000 1/4000 1/8000
F11 1/1000 1/2000 1/4000 1/8000
F16 1/500 1/1000 1/2000 1/4000
F22 1/250 1/500 1/1000 1/2000

部分日食50%の場合

F値 100 200 400 800
F8 1/1000 1/2000 1/4000 1/8000
F11 1/500 1/1000 1/2000 1/4000
F16 1/250 1/500 1/1000 1/2000
F22 1/125 1/250 1/500 1/1000

金環日食90%の場合

F値 100 200 400 800
F8 1/200 1/400 1/800 1/1600
F11 1/100 1/200 1/400 1/800
F16 1/50 1/100 1/200 1/400
F22 1/25 1/50 1/100 1/200

ロケハン用アプリ

実際の太陽の動きを確認できるアプリとして、天体望遠鏡メーカーでもあるビクセンが出しているサンサーベーヤーというアプリが便利です。

GPV天気予報

GPVではまだ1月6日まで時間があるので広域情報しか見れません。確認すると関東全域から伊豆半島、静岡県東部にかけては晴れの区域ができそうです。逆に福島県が微妙です。自宅から近めのところと考えるとやはり葛西臨海公園が第一候補です。

GPV天気予報:http://weather-gpv.info/

これであとはロケハンをして実際に問題ないか確認するだけです。天候が気になりますが何とか晴れてくれれば良いのですが。

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