前回書いたように2018年12月14日の夜から15日の明け方にかけてふたご座流星群の撮影に行ってきました。行ってきたのは精進湖です。
記事12月のふたご座流星群 星景撮影スケジュールプラン 1時間40個もありえる?
こんなことを書きます!
撮影までのみちのり
会社を出て夕食を川崎で取り、その後河口湖方面に向かいました。
21時半頃、河口湖の大石公園に立ち寄った時点でもかなりの雲でした。気温は-1℃を指していました。写友と一旦合流するも雲が多いので移動しました。写友は社友と合流(おやじギャグじゃないよ)ということでしたので、そのまま精進湖に向かいました。22時すぎに精進湖に到着するとかなりの数の車が止まっていて、湖畔には三脚が林立していました。なんとか右端の方にスペースがあったのでそこまで移動して車を停めました。
精進湖畔ではGPVの予想に反して23時を過ぎても雲が広がり、まともな撮影が開始できたのは深夜1時を過ぎたくらいからでした。南正面の富士山は完全に雲隠れしていて、かろうじてオリオン座が見えたり、隠れたりを繰り返していました。
SONY ILCE-7M3 (0mm, f/0, 15 sec, ISO12800)
撮影結果
1時過ぎから撮影を始めたのは西の空。北と西が雲が少なめで、オリオン座が西の稜線に沈む前に撮り始めました。いくつか流れ星がフレームに入り、うち1つが大き目でオリオン座を射貫くように映ってくれました!
SONY ILCE-7M3 (0mm, f/0, 10 sec, ISO12800)
うっすらと緑色のウィルタネン彗星も写っていて、オリオン座、冬の大三角に天の川、ウィルタネン彗星、そしてふたご座流星群とにぎやかな構成になってくれました。
そうこうしているうちに南正面の富士山にかかる雲もかなり少なくなり、もう一度富士山に向けてフレームし直しました。気温は氷点下。ちょっとした作業も億劫です。
しかしその甲斐あって、2時から5時過ぎまでの約3時間で40個程度の流れ星が写ってくれました。1枚に2つ写ったものもありました。薄かったり、小さかったりして見逃しているのもあるかもしれませんが、だいたいそんな数でした。東西と天頂も入れれば4倍として160個、1時間に40個も言われていたのもあながち間違いではなさそうです。
3時半頃、左下から金星が昇ってきてスピカやアクトゥルスを凌駕する輝きを見せ始めます。そしてその1時間後の4時半頃に火球の流れ星をフレームにとらえることができました。
この時、私は車の中でウトウトしていて目視できていませんでしたが、後で画像をチェックした時の感動は寒さに耐えただけのことはありました。富士山もかすかに頭をだしていてくれてよかったです。
これでもっと富士山が写っていれば最高だったのですが、それは欲張りすぎでしょうか。
OLYMPUS E-M1MarkII (8mm, f/2, 10 sec, ISO6400)
SONY ILCE-7M3 (0mm, f/0, 13 sec, ISO12800)
初めて冬の流星群撮影にチャレンジしましたが、満足のいく結果でした。