8 月10日の美ヶ原高原から福島 会津地方への大移動 合計1000kmドライブのペルセウス流星群撮影記

8 月10日の美ヶ原高原から福島 会津地方への大移動 合計1000kmドライブのペルセウス流星群撮影記

8月10日、美ヶ原高原で撮影予定をお伝えしていました。

記事:8月の美ヶ原高原ービーナスライン 星景撮影スケジュールプラン ペルセウス流星群もあるかも?

今回はその結果報告です。

こんなことを書きます!

美ヶ原高原での撮影およびペルセウス流星の撮影プランに対する実施結果を書きます。

プロローグ

8月10日(金)にとあるWSで美ヶ原高原に行くことは決まっていました。そこからさかのぼること1週間前の8月3日に台風13号が発生します。嵐の予感です。

8月3日の台風はむしろ吉兆と捉えていました。1週間もかからないだろうと。しかし予想以上にのろのろの台風13号は8月9日未明に千葉の犬吠埼をかすめて東北の太平洋側に抜けていきました。やれやれ。

当日8月10日(金)は雨の様子はなく8時過ぎに自宅を出ました。

8時30分に一緒に参加する写友をピックアップして、13時には松本駅にてもう2名をピックアップできるようにするためです。しかし・・・首都高の混雑で9時半を過ぎても首都高から中央道に入れない始末。。。

中央道に入っても10時30分になっても東京都内・・・八王子料金所も遠い感じでした。松本駅でピックアップ予定のメンバーに連絡を入れて、美ヶ原高原側にいる主催者にも連絡を入れてサポートしてもらいました。これで松本に行かず、岡谷から時間短縮で山登りです。松本で予定していた蕎麦屋でのお昼もキャンセルです。

まだまだ嵐はやみません。。。
次に襲ってきたのは尿意。。。おしっこがしたい。でもICもPAも遠い。。。次のICまであと5km。いや10km手前から我慢しているけど牛歩でした。
もう車を路肩に停めて・・・と思った矢先、府中バス停付近に。トイレがあるかわからなかったけど、車を停めてバス停入り口を探すと簡易トイレを発見しました。セーフ♪
人間の尊厳を守ることをに成功!!

そこからもまだまだのろのろ運転が続きました。

もうお盆のUターンラッシュ?平日なのに?結局は事故渋滞が原因だった模様です。帰省するためにあまり車に乗らない人たちなのか、そうでないのかは不明でしたが、3つも事故処理が点在してました。その影響が続き、上野原を過ぎるまで2時間近くが経過していました。岡谷ICを降りたのが13時過ぎで、実質現地到着を目指していた時刻です。。。

それから山登りのドライブで14時半頃に美ヶ原高原山本小屋に到着しました。どうにか開始となる15時には間に合いました。
しかし、これはまだ嵐の序章でした。。。

総合スケジュール

改めてスケジュールを確認します

■8月10日(金)

15:00 座学(星景写真の基礎)
18:00 夕食
19:00 撮影ワークショップ
24:00 山本小屋帰着 — 自由行動

■8月11日(土)
10:00 講評会
12:00 解散
(自由行動—車中泊で信州の星景撮影スポットへ移動?)

実際のタイムライン

そして実際のタイムラインです。晴れていた美ヶ原高原も次第に雲に覆われて・・・雷雨が到来です。本当の嵐です。

8月10日 数年にしか発生しないような記録的な大雨が茅野市を中心に長野県で発生しました。。。

■8月10日(金)

15:00 座学(星景写真の基礎)
→任意参加のため、全員で自己紹介をした後は自分の部屋で休憩(仮眠)

18:00 夕食
→外は大雨!稲光も見える状態。茅野市、および長野県に記録的短時間大雨警報情報が発表される。19時から座学に変更。

天気の変化を見て撮影をするか決めることに。

19:30 座学(撮影プランの立て方)
→まさに気になっていたところでタイムリーなネタですが、やっぱり撮影がしたい。

22:00 座学終了
→24時にもう一度天候を見て、撮影を行うか判断。それまで各自待機。個人的には撮影用に用意した荷物をまとめて帰り支度を始める。

23時くらいからは翌日の撮影地を求めてGPV天気予報とにらめっこ。出した結論は新潟弥彦神社、あるいは猪苗代湖方面。

24:00 撮影中止
→回復は見込めず撮影は中止。翌日はチェックアウトして新潟方面に出ることをお伝え。

他のメンバーはハイキングで普段美ヶ原高原では入れない制限エリアに行くことに

■8月11日(土)
07:30 朝食

08:45 チェックアウト
→山本小屋から早々に出て山下り。新潟経由で福島の裏磐梯桧原湖へ。

ここまでで撮った写真。座学の後に山本小屋の飼い猫、太郎 のみ

OLYMPUS IMAGING CORP. E-M10 (12mm, f/2.8, 1/25 sec, ISO3200)

朝もたくさんの霧の中。朝食前、車に機材を積んでいる合間にもう一度 太郎 撮影。

SONY ILCE-7M3 (50mm, f/2.8, 1/160 sec, ISO200)

星を撮りに行って、猫を撮って帰ってきた美ヶ原高原ービーナスライン 星景撮影WS でした。

福島県へ

これでは終われない。。。座学後の夜、相談しながら決めた先は福島県の裏磐梯方面へ。本当は佐渡ヶ島も候補でしたが、すでにお盆の帰省でフェリーはいっぱいのため断念するほかありませんでした。

ルートは2つ。

  1. 上信越道-東北道-磐越
  2. 上信越道-北陸道-磐越

東北道の帰省渋滞を懸念してと、力尽きたら近い弥彦神社を目指すことを考慮して北陸道周りで行くことにしました。しかし北陸道方面にも渋滞の嵐が。。。。

  1. 更埴JCTでの渋滞
  2. 豊田飯山から上越JCTまでの断続的な渋滞

結局上越高田手前の新井スマートICより降りて下道を行き、食事をとってから北陸道へ入ることにしました。食事後、上越ICから乗り直し、後はすいすいと流れてくれました。
しかし、新潟も長い。。。柏崎、長岡、三条燕 と過ぎてもまだ新潟。新潟中央JCTから磐越自動車道にはいって、しばらくしてからやっと会津の文字を目にできました。

裏磐梯

桧原湖到着

15時くらいに新鶴PAでトイレ休憩。遠くに会津磐梯山が見えます。この時点では雲があるものの快晴。

Sony SO-03J (4.4mm, f/2, 1/2000 sec, ISO40)

あと1時間もしないで着く距離です。猪苗代湖磐梯高原ICを降りて五色沼方面を目指しました。五色沼ビジターセンターを横目に上り、コンビニで食料・飲み物を仕入れて、桧原湖へ向かいました。ゆっくりと桧原湖の道路を流しながら軽いロケハンです。早稲沢浜キャンプ場に飛び込みで入るも、磐梯山が見えないので断念。さらにロケハンをして16時半には車を停めて、今度は歩いてロケハンです。

なかなか良いです。ドローンも上げてみました。

だんだん日が沈んでいく間、いろんな撮影をしていました。釣り人もあと少しで帰っていきました。いよいよ星空の撮影です。

SONY ILCE-7M3 (50mm, f/11, 1/15 sec, ISO100)
SONY ILCE-7M3 (50mm, f/16, 3.2 sec, ISO100)

 

桧原湖星景撮影

撮影開始時にはかなり天の川が見えましたが、それでもうっすらと霧がかかっている状態でした。火星大接近継続中ですので、マーズロードが湖面に写ってくれました。

SONY ILCE-7M3 (0mm, f/0, 20 sec, ISO6400)

しかしこの時点で8時前後。まだペルセウス流星群の流れる時刻にはなっていません。

23時半を過ぎてはっきりとわかるレベルの流れ星が写せました。(左) さらに1時40分くらいにもはっきりと見えた流れ星が写せましたが、さらにガスが濃くなっている状況になりました。
結局3時くらいまで粘って起きていましたがガスが湖面一面に立ち込めて回復の見込みがないと判断して、撤収しました。

OLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/2.8, 25 sec, ISO6400)
SONY ILCE-7M3 (0mm, f/0, 25 sec, ISO6400)

上記以外にもうっすらと写っているものもありますが、上記も含め、ガスが出ている中の撮影でした。

桧原湖から喜多方へ

3時台はかなり冷え込みました。撤収は寒くてだったかもしれません。。。道の駅では夏でもホットコーヒーが。冷えた体に最高です!
Sony SO-03J (4.4mm, f/2, 1/50 sec, ISO)

翌朝、起きても寒い状態でした。とりあえず喜多方を目指します。目当ては朝のそば(喜多方ラーメン)です。お腹が空いている+寒い状況で坂内食堂のラーメンを目指しました。
6時前に到着して坂内食堂の駐車場に行くとすでに満車。。。 仕方ないので遠い駐車場に停めて並んだら、20番目くらいに。その後も続々と人が増え、最後尾は見えませんでした。

SONY ILCE-7M3 (50mm, f/5.6, 1/200 sec, ISO100)
SONY ILCE-7M3 (50mm, f/5.6, 1/400 sec, ISO100)

今回の狙いと結果

横道にそれましたが結果確認です。

  • 21時以降の全時間帯、全方位で流星をゲットできるチャンス!超広角メインで広く空を入れたい —14mm/18mm魚眼メイン:ほぼ壊滅的。福島で撮影1つ大き目、1つ中くらいのが撮れたので坊主にならず。
  • 20時半頃、南へ向けて、土星と天の川/さそり座を目いっぱいに入れて —14mm:全滅
  • 20時半頃、北へ向けて、天の川/カシオペアを入れて —18魚眼mm:全滅
  • 22時頃、南南西へ向けて、南中している天の川・土星を立て構図で さそりもぎりぎり水平線より上 流星も狙える時間帯—14mm:福島でなんとか天の川と流星
  • 22時頃、流星を狙って天頂へ向けて、夏の大三角が昇り切ったところを —18mm魚眼:全滅
  • 24時半頃、(自由行動時間)南へ向けて、天の川の中の土星とアルタイル座を入れて美しの塔と共に立て構図で流星を狙う —14mm:全滅
  • 24時半頃、(自由行動時間)北へ向けて、北極星と美しの塔の日周運動を —18mm魚眼:全滅

 

今回もほとんど狙い通りにはいきませんでした。

前回の美ヶ原高原での撮影より天候に恵まれませんでした。走り回ったのにわずかな獲物で残念です。総走行距離は1023kmでした。

Sony SO-03J (4.4mm, f/2, 1/64 sec, ISO3200)

次の機会が決まっているのは9月末の沖縄ですが、その前に8月25日/26日でまたまた信州での撮影WSに参加予定です。
そちらは風景写真メインなので夜に出歩けるかわかりませんが、可能なら夜の撮影にも行きたいです。どうなるでしょうか。以上、撮影記とは言うよりは嵐のドライブ日記でした。

ギャラリー 美ヶ原高原

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