こんなことを書きます!
志賀高原とは?
まずは志賀高原を紹介します。長野県の中でも北の方、北信に位置する高原です。具体的には、長野県下高井郡山ノ内町にある上信越高原国立公園の中心部を占める高原部分をさします。
アクセスは長野方面からと群馬方面からの2通りがあります。長野市から中野市、湯田中経由で志賀高原に上るルートと、群馬県の草津温泉、万座温泉方面から、草津白根山を超えて横手山経由で降りて来るルートです。
横手山からつづら折りに道を降りてくると、木戸池、丸池、一沼、琵琶池など高原内に撮影スポットも点在しています。
目的地は “横手山”
今回の目的地は池とかではなく、横手山です。渋峠、のぞきといったところから見る紅葉は素晴らしいと聞きますが、まだ、紅葉シーズンに来たことがありません。月明りに照らされる紅葉と星空・・・そんなことをイメージして撮りたいと思い、横手山をターゲットにしています。
本当は2020年10月17日、18日で行きたかったのですが・・・あいにくの雨模様で断念しました。しかし、今週末の24日(土)晴天が期待されるので、月齢は少し月明りが強くなりましたがチャレンジしたいと思っています。1週間遅れたので紅葉がもってくれていればいいのですが・・・ちょうど1週間前は雪が降ったということで、そちらのチャンスを逃したかという気持ちもあります。
(スタッドレスタイヤを履いてなかったのでどちらにしても行けませんでしたが・・・)
事前情報収集
直接現地に行くだけでは失敗が多いので、できるだけ事前に情報収集します。
- 天気予報
- 月齢情報
- 星空情報
- 地図情報
天気予報
10月20日時点のGPVでは以下のような天気です。
南関東、および日本海側は雲がでますが、内陸部は晴れ間があり、長野、岐阜辺りは晴天になる予報。
北関東だと群馬、栃木が良さそうだけど、日光辺りは境界線になりそうで少しかけかも。
月齢情報(長野県 長野地方)
日没時間 | 17:08 |
月齢 | 8.3 |
月の出 | 13:26 |
月の入 | 23:48 |
日出時刻 | 05:56 |
星空情報
日没・夕景
- 日没が17時過ぎなので、17時前後では夕景カットを狙える。
- 18時半からは星景撮影開始可能。ただし、月が南の空、やぎ座の中央、その横に土星、木星が居るため、南の空は星の存在が弱く。
月・惑星
- 18時の東の空に、火星がうお座近辺に存在。木星・土星は南の空の月の右に位置。
- 22時の西の空は、わし座の近くで木星が沈む。
- 22時30分頃には土星も続いて沈む。
- 0時に月が沈むので、それ以降は天の川などを狙うことも可能。
- 3時頃、金星が地平線から顔を出し始める。
- 5時頃、火星が西の空に沈む。
星座
- 19時には、東北東の空におうし座やすばる、北斗七星が低い位置のある。
東の空には火星が高い位置にある。
西の空高くには夏の大三角が居る。 - 20時くらいに東の空にぎょしゃ座やおうし座が上り始める
- 21時くらいに東の空にオリオン座が上り始める。
- 22時くらいに東北東にふたご座が全容を見せる。
右隣りのオリオン座も全容が見える。 - 22時の西の空は、わし座が地平線近くにあり、夏の大三角も低めの位置に降りてきている。
- 23時くらいの東南東、地平線あたりにシリウスが上り、冬の大三角が形成される。同時に冬のダイヤモンドも形成される。
- 23時の西の空は、わし座がほぼ地平線上にあり、夏の大三角も低めの位置に降りてきている。
- 0時には、わし座のアルタイルが西の地平線ぎりぎりに落ち、夏の大三角を狙うラストチャンス。はくちょう座(北十字星)も低い位置で狙いやすい。
- 0時45分頃、はくちょう座がぎりぎり沈んでない状態で、天の川も少し濃く見えるタイミングとなる。
- 1時には、北北東の空に北斗七星が立った状態で再び全容を見せる。
- 2時30分頃、南の空にカノープスが上る、4時前後が南中となる。
東の空
西の空
南の空
北の空
星空情報としては、方角での注目は東です。
西に沈む夏の天の川をぎりぎり狙えますが、0時近くまで月明りがあるので厳しです。それまでの時間は東の空に上ってくるオリオン座などを狙う方が良いという考え方です。
ロケーション的にも東側に横手山が見える位置になるので、東の空に上るオリオンと横手山、そしてその紅葉が狙いの一つです。
もう一つは18時34分に正中する月を使って、19時台に月の下の南の空の星と紅葉を入れる狙いです。火星が東南東にいるのでそこが一つの目印です。
おうし座のすばる(プレアデス星団)も低い位置にいるので山並みと合うかもしれません。
一方、月が沈んだ直後には西の空のはくちょう座、北十字と天の川が綺麗に写せる可能性があります。
そして2時30分頃の南天のカノープスがトライしたいところです。
地図情報
改めて地図を確認します。東側に横手山が来る位置関係なので、星空情報のキーワード、東の空という観点では一致します。
よって撮影場所の再検討はこのまましない予定です。
今回の狙いを決定
15時到着を目指して、以下のことを狙いたいと思います。
- 16時~ 夕景、沈む太陽と紅葉のコラボ 150mm-500mmの切り取り/広角での全景
- 19時~ 東北東のすばると紅葉の稜線の望遠撮影 150mm-500mmで切り取り
- 20時~ 北天の日周運動を広角(20~28mm)で紅葉と絡めて撮影
- 22時~ 東の空に上るオリオン座を中心に超広角(20mm以下)で日周運動撮影
- 0時~ 西の空のはくちょう座(北十字星)を夏の天の川と絡めて標準レンズ(50mmタテ構図)で撮影
- 1時~ 南天の冬の大三角、冬のダイヤモンドを広角で撮影
- 3時~ 南天のカノープスを15mmタテ構図で、オリオン座まで入れて撮影
盛りだくさんに狙っていますが、さて結果はどうなることでしょうか。
機材リスト
今回は夜通し撮影の日帰りプランなので、宿泊用のものは外してリストアップしています。現地では夕食、飲料、補助の夜食やお菓子なども必要になります。
いよいよ真冬の装備です。
機材名 | 備考 |
■カメラボディ■ | |
オリンパス OM-D E-M1 Mark3 | 今回は機材放置用(タイムラプス撮影) |
ソニーα7Ⅲ | ポタ赤での撮影用 |
■ボディアクセサリー■ | |
E-M1 Mark3用予備バッテリー | |
予備バッテリー充電器 | |
予備SDカード | |
OM-D E-M1 Mark3用リモートケーブルシャッター | |
ソニー RMT-P1BT | ソニーα7Ⅲ用ワイヤレスシャッター |
■レンズ■ | |
M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO | |
M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0 | |
M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO | |
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO | 星景撮影以外のために予備で持参 |
ソニー FE 28mm F2 | |
ソニー FE 24-105mm F4 G OSS | 星景撮影以外のために予備で持参 |
タムロン SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model A041 | |
シグマ 50mm F1.4 DG HSM | Art | |
シグマ MC-11 | α7ⅢにEFレンズを装着可能に |
■レンズアクセサリー■ | |
ソフトフィルター | 77mm用と46mm用 |
マルミ ND角型フィルター | 星景撮影以外のために持参 |
マルミ SkyScape フィルター | 角型フィルターホルダー装着用 |
マルミ リバースND角型フィルター | |
エアブロワー | |
レンズペン | |
ウェットクリーナー | |
■三脚関連■ | |
マンフロット 055CXPRO | 現在のメイン三脚 α7Ⅲ用カーボン3段 |
マンフロット MT190CXPRO4 | 次期メイン三脚 カーボン4段 今回初導入も雲台未定 |
マンフロット MKBFRC4-BH | コンパクト三脚 Befree カーボン4段 ボール雲台キット OM-D E-M1 Mark3用 |
ビクセン ポラリエU | ポータブル赤道儀 |
ポーラーメーター | |
ベルボン QHD-73 自由雲台 | ポラリエに装着用自由雲台 |
ベルボン プレシジョンレベラー | 水平出し用アイテム |
■その他アクセサリ | |
シャッターケーブル | ソニー⇔ポラリエ接続用 |
Type-C USBケーブル | モバイルバッテリー⇔スマホ、カメラ、ポラリエ等々 |
USBケーブル用コンセントアダプター |
コンセントからモバイルバッテリーの充電、iPADの充電 |
モバイルバッテリー | カメラ2台+スマホで3台分必要 |
レンズヒーター | カメラ2台分 |
LEDライト | |
LEDヘッドライト | |
■防寒・宿泊関連 | |
ダウンジャケット | |
フルフェイスマスク | |
超極暖インナー上下 | |
防寒用グローブ | |
ホッカイロ | |
厚手の靴下 | 重ね履きして防寒 |
アウトドア用シューズ | 滑りやすいところも履けるもの |
長袖Tシャツ | 部屋着用、着替え、予備も必要 |
ジーンズ | |
薄手のシャツ | 東京からの行き帰りの車の中用 |