勝手に機材レビュー OM-D E-M1 mark3 開封の儀 オリンパスオンラインショップにて購入

勝手に機材レビュー OM-D E-M1 mark3 開封の儀  オリンパスオンラインショップにて購入

本日は我が家に到着したオリンパス OM-D E-M1 Mark3の開封の儀を執り行ったことについて書きます。

こんなことを書きます!

オリンパス OM-D E-M1 Mark3の梱包を解いて開封の儀の執行、外観チェックとOM-D E-M1 Mark2との外観比較、何故乗り換えたかまでを書きます。

開梱の儀

早速梱包箱の開梱、開封の儀からです。OM-D E-M1 mark2の箱と比べても大きさは同じでした。若干デザインが変わっていましたが、基本的なデザインは箱からして全く同じです。

SONY ILCE-7M3 (25mm, f/5.6, 1 sec, ISO400)

中の梱包も同じでした。
SONY ILCE-7M3 (75mm, f/5.6, 2 sec, ISO400)
SONY ILCE-7M3 (75mm, f/5.6, 1.6 sec, ISO400)

これらからわかるのは、OM-D E-M1 Mark2を踏襲しているということです。いかにOM-D E-M1 mark2が良くできていたかがわかります。

 

梱包からOM-D E-M1 mark2とほぼ同じであり、OM-D E-M1 mark2を踏襲している

ボディ外観チェック

前面(マウント側)

いよいよカメラボディの外観チェックです。こちらもせっかくなのでOM-D E-M1 Mark2(以下、Mark2)と並べて撮影しました。
SONY ILCE-7M3 (70mm, f/8, 1 sec, ISO400)

左側のシャッターボタンに水色の保護フィルムが貼ってある方がOM-D E-M1 Mark3です。(以下、Mark3)
正面から見ると違いが全く分からないほど似通っていますが、[E-M1 Mark3]の刻印の有無で違いがなんとか分かります。

SONY ILCE-7M3 (70mm, f/8, 1 sec, ISO400)

上部

上部から見ても見分けがつきません。シャッターボタンの保護フィルムも剥がしているので、よく見ないとわかりません。
SONY ILCE-7M3 (70mm, f/8, 1.3 sec, ISO400)

どちらがMark2でどちらがMark3でしょうか?
正解は・・・左のボディがMark3です。

上部を見た限りの外観上の違いは以下の通りです。形、ボタン位置、形状と大きさは一緒のようなので、割り当てられている機能、印字が違うだけです。

 

Mark3(左側) Mark2(右側)
モードダイヤルにB[バルブ]とC4[カスタム4]がある モードダイヤルに[i AUTO]と[ART]印字がある
ON/OFFレバー横の丸ボタンに[フラッシュマーク]印字がある ON/OFFレバー横の丸ボタンに[HDR]印字がある
何も印字なし(Mark3は上記したようにボディ前面に刻印) ON/OFFレバーの上に[E-M1Ⅱ]の印字がある
シャッターボタン下の丸ボタン(Fn2ボタン)が[+/-](露出補正)印字 シャッターボタン下の丸ボタン(Fn2ボタン)が[カーブ]印字で
アクセサリシューの部分がシルバー アクセサリシューの部分が黒塗りされている

背面(LCD側)

背面に大きな変更が2つありました。ぱっと見、大きなボタンの違いがあるので同機種ではないなと見て分かるのが背面です。左がMark3、右がMark2です。

SONY ILCE-7M3 (70mm, f/8, 1.3 sec, ISO400)

Mark3の左ボディを見ると液晶の右横に[マルチセレクター]ボタンが追加になりました。OM-D E-M1Xでも採用されていましたが、さらに大きく使いやすそうになって配置されました。
この[マルチセレクター]ボタンが追加になったことにより、同位置にあった[INFO]ボタンが[画像再生]ボタンの上に配置されました。玉つきで、[MENU]ボタンが[画像再生]ボタンの上の位置から、ボディ左上の部分に移動となりました。
SONY ILCE-7M3 (70mm, f/8, 1.3 sec, ISO400)

この配置換えで使い勝手の部分で改めて慣れが必要です。そうとは言え、AFポイントの変更がさらに素早くなるのであれば歓迎です。

表でまとめると以下のようになります。

Mark3(左側) Mark2(右側)
マルチセレクターボタン INFOボタン
INFOボタン MENUボタン
ボディ左上に MEMUボタンを追加
サムレスト横の丸ボタンが[ISO]の印字 サムレスト横の丸ボタン(Fn1ボタン)が[INFO表示]マークの印字

左右側面

左右側面には違いは見られません。
LCD側からみた右側面にはリモートシャッターケーブルを接続する端子がありました。SDカードスロットも2スロットあり、上のスロット1のみUHS-IIに対応します。
左側面には上からマイク端子/ヘッドフォン端子/HDMI端子/USB端子(Type-C)が同じように並んでいます。通常、私は上の3つは使わないので、USB端子が重要です。

今回、Mark3で大きく変わった点の一つがこのUSB端子です。

USB Type-C端子はUSB PD規格に対応しており、カメラの電源がオフになっている時に最短2時間でバッテリーを満充電できるということです。さらにこの端子から給電しながら撮影が可能になっています。

Mark2とMark3のバッテリーは同じBLH-1なので予備バッテリーはそのまま使えます。約420枚撮影可能ということです。Mark2の頃から持ちは良いと感じていたので予備バッテリーは1つで十分で使わないことがありました。そうとは言え、寒い夜の星空撮影において長時間の撮影になるとバッテリーを替えなければならない時も出てくることはあります。そんなときもバッテリー交換せずにモバイルバッテリーから給電し続けて、撮影を続行することが可能になったのです。

どこで買った?

どこで買うかというところはα7Ⅲの時のようには悩む必要はなく、オリンパスオンラインショップ一択でした。
理由は

  1. フォトパスポイント
  2. 分割手数料無料

の2つです。

Mark2ユーザーである私はオリンパスのプレミア会員にもなっていました。これでオンラインショップでは5%オフになります。
そしてオリンパスオンラインショップで購入される際に付与されるフォトパスポイントや、イベントやゲームに参加して付与されたフォトパスポイントがありました。最大15%分まで保有しているポイントを利用が可能です。
ただし、私の保有ポイントでは15%分、つまり5%OFFになった本体価格の15%分31,037ポイントまではありませんでした。5,000ポイントくらい足りない感じでした。ちょうどその際にキャンペーンで[おみくじ]なるものを発売記念で2月末までやっていて、私は20,000ポイントをゲットできて、15%分となる31,037ポイントを大幅に超えるポイント保有になったのです。

これが良くなかった。(いや、良かったのか?)
OM-D E-M1 MarkⅢ発売キャンペーンで、ボディ購入者にはUCギフトカード20,000円分プレゼントもあり、プレアム会員の5%オフ、そしてポイントを合わせると約60,000円の値引となります。

通常価格217,800円のものが、157,800円と思うと違う景色になってしまいました。さらに分割ローンで手数料が無料となると分割して月の支払を減らして購入・・・と良からぬことに意識が行くようになってしまったのです。
結局、他にクーポンをゲットでき、オンラインショップでの支払は163,561円となりました。ここに2万円のUCギフトカード20,000円分で実質の支払は143,561円です。

そして、お世話になったE-M1 Mark2をヤフオクに出して72,160円にて販売できました。結局、71,401円でリプレイスできるならやるべきだという考えに至ったというのが大きいです。

金額 合計
本体価格 217,800円
オリンパスプレミアム会員割引 5% ▲10,890円 206,910円
ポイント支払分 15% ▲31,037円 175,873円
クーポン使用 7% ▲12,312円 163,561円(支払価格)
UCギフトカード 20,000円 143,561円(実質購入価格)
E-M1 Mark2 中古販売価格 72,160円 71,401円(下取分を入れた実質購入価格)

なぜ乗り換えた?

ファイナンス的要素

当初はMark2をまだまだ使い、乗り換える予定ではなかったのです。
2016年12月発売のMark2は、既に3年間使っています。シャッター数は57876回でした。約3年ですから1年2万回弱のシャッター回数です。20万回の耐久性を持つカメラですからまだまだ使える状態ではあったのです。

まず、上に書いた通り、実質購入金額が71,401円と安いことが挙げられます。
今から2年後に新機種に乗り換えるとしたら、シャッター回数は10万回近くで、これを下取りやヤフオクに出しても値があまりよくないだろうというのがありました。
機種の価格は下がっているかもしれませんが、それ以上に下取り価格の落ち込みが強く、またキャンペーンで得られる分金額もなくなることを考慮しました。

メインとサブを2台用意しておくことを前提とすると、今、サブ機をリフレッシュしておく方がファイナンス的には痛くないという結論でした。

機能面的要素

Mark2からの進化点

手振れ補正や手持ちハイレゾショットはいずれもあったら嬉しいけど、別に必須というわけではないと考えていました。理由は簡単で、私の撮る被写体が[星空]が多く、星景写真の撮影では三脚撮影が多いからです。そしてその場合に星空AFよりもマニュアルでピント合わせの方が確実です。

もちろん旅行とか行って三脚禁止場所での手持ち撮影などには良いかもしれませんが頻度の問題です。Mark2でもそこまでの不満がなかったということもあります。

Live NDも・・・NDフィルターを忘れたときにあったら多少助かるかな程度です。

外観チェックでみた通りほぼ同じ形でMark2を踏襲しています。つまり、Mark2が出来すぎだったとも言えます。そんな中、機能的な魅力からリプレスを考えるまでには当初至りませんでした。

Mark3 vs Mark2 比較

主な機能の比較を整理してみました。正常進化と捉えられますが、E-M1(無印)→ Mark2の時のような特別な進化形態は感じません。

機能 Mark3 Mark2
手振れ補正 7.5段(ボディ単体 7.0段) 6.5段
5000万画素手持ちハイレゾショット あり なし
5000万画素三脚ハイレゾショット あり あり
星空AF あり なし
Live ND あり なし
高速連写 AF/AE追従で最高18コマ/秒 AF/AE追従で最高18コマ/秒
顔優先/瞳優先AF あり(進化版) あり
AFセンサー 121点オールクロス像面位相差 121点オールクロス像面位相差
標準ISO感度 LOW(約64相当)-6400 LOW(約64相当)-6400
USB高速充電・給電 あり なし
簡単接続機能 QRコードによる簡単接続
Bluetoothによる簡単接続(画像閲覧、転送のみ)
QRコードによる簡単接続
大きさ 約134.1mm(W)×90.9mm(H)×68.9mm(D) 134.1mm(W)×90.9mm(H)×68.9mm(D) 
重さ 504g(本体のみ) 498g(本体のみ)
発売時期 2020年2月28日 2016年12月22日

特筆すべき点としては、大きさ、つまりボディサイズが全く一緒ということです。外観チェックでも触れましたが、マルチセレクターボタンが追加になったものの、その他のボタンの位置やサイズも全く一緒です。
しかし若干Mark3の方が重さは重くなっています。約6g。これはBlultooth用のデバイス分ではないでしょうか。今まで接続がWIFIだけでいちいちWIFIを切ってからカメラのWIFIに繋ぎ直していた部分が、それをしなくてよくなっているなら歓迎です。まだ未確認ですが、スマホでの画像アップが楽になると嬉しいです。

乗り換えの決定

正常進化ではあったものの、スペックを比較することだけで見落としていた機能面での重要要素が浮かびあがりました。すでに外観チェックのところで書いてしまった2つの要素です。

  1. USB充電・給電
  2. マルチセレクターボタンの追加

1により、星空の撮影がかなり楽になると思われます。これはすでにα7Ⅲで実証済みです。極端な話、バッテリー充電器を持ち運ばなくても良いのです。予備のバッテリーもなくてOKです。少なくとも撮影中はなくてよく、泊りの場合に宿に置いておいて、次の日の撮影用として使えば負担はかなり減ります。

2については、AFポイントの移動がスムーズになり、撮影が素早く行えるならという点です。特に子供の撮影には重宝します。星空撮影ではあまり必要ではありませんが、スナップや子供撮りには重宝すると思います。またこれによるα7Ⅲと同じような使い方になるのも大きいです。

もしこの2つの機能を得るのに10万円以上支払わなければならないなら、そんなことはしませんでした。
しかし新品のボディになり、レンズ資産はそのまま活かせ、追い金が少ないまま重要な機能が改善ということであれば、リプレイスという選択肢は悪くはなかったのではないかと思っています。

さらにノイズの改善や、AF顔認識/瞳認識も改善されているようですので、そのあたりは使っていきながら確かめたいと思っています。

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