今月、美ヶ原高原美術館内を特別にお借りできるイベントに参加することを表明してきましたが、その撮影記です。
今回はその続きです。
こんなことを書きます!
プロローグ
7月20日(金)から22日(日)の2泊3日で美ヶ原高原美術館の特別許可をいただいて、2日間に渡って野外展示場のモニュメントたちと星景写真撮影を行いました。(通常は夜間入場することはできません)
7月19日(木)仕事を終えて帰ってきた私は仮眠を取ろうとして、あまり眠りにつけませんでした。遠足前の子供状態です♪
ならばと、夜中の0時くらいに自宅を出発し、山名湖経由で美ヶ原高原に向かうことにしました。山中湖に寄った目的は2つ。
- 購入したSamyang製レンズの写りを試す
- 7月28日の皆既月食の撮影候補地になるか念のために場所を確認してみる
結論としては、Samyang製レンズの写りとしては、良い個体を引いた模様。そして皆既月食の候補地には厳しいという結論を得ました。
山中湖に到着したのが2時20分頃で、出発したのが3時30分頃でした。最初は雲に隠れていた富士山もわずかに顔を出してくれました。
その後一宮御坂ICまで下道で抜けて、そこから中央道に入り直しました。八ヶ岳PAエリアで仮眠をとることにして一旦休憩。
天気が良さそうでしたら早朝の御射鹿池に寄ろうかと思ったのですが一面の曇り空で断念。もう少し休んでから、諏訪IC – 霧ヶ峰まで上がり、そこからビーナスラインで美ヶ原高原まで向かうことにしました。
途中のコンビニでは飲み物と、小腹が空いたとき用のお菓子を仕入れて上ります。これをしておかないと2000m地点にはコンビニなどなく不自由します。(自動販売機はありますが)
ここで失敗したのは昼食を買わなかったこと。10時前に美ヶ原高原美術館の駐車場に到着した時点で少しずつお腹が減ってきていた私は、美ヶ原高原美術館のレストランが開く11時まで待たねばなりませんでした。
ちょっとだけドローン
12時前に早めの昼食(いや朝食兼昼食?)も終わってから、時間もあるので物見岩山方面に向かい、ちょっとだけドローンを飛ばしてみることにしました。
この着陸時に少し木の枝にひっかけてしまい、2.5mくらいの高さから墜落してしまいました。木の枝にプロペラが触ってしまい破損してしまったのです。幸い、自宅に戻ってプロペラを交換して修復できました。
実際のタイムライン
さて実際のタイムラインです。
■7月20日(金)
13時前 山本小屋に到着 チェックインはできない(中国団体ツアーのチェックアウトが遅かったらしい)ため、山本小屋小会議室(?)にて集合
三々五々、メンバーの方が集まる
14時頃 チェックイン完了予定時刻。全員そろっても部屋へ入れないため、そのまま小会議室で先生のギャラリートーク兼メンバーのフリートーク開始
GPV、山々GPVを見るも雲が多い状況は変わらず。外は少し雷の音や、雨音も聞こえてくる状況
17時頃 一旦解散して、全員、各自の部屋へ移動して、1時間後に出発できる準備をする
18時頃 美ヶ原高原美術館へ移動
美術館に到着し、弁当が用意され、各自自由行動に。日没は19時過ぎのため、私は真っ先にお弁当に手をつけて腹ごしらえ
そして撮影!
こんな感じで、このカットの前後数枚は雲が少ないですが、ほとんどが雲が多い状況 (T_T) 画面を大きくしないと上田市の夜景の明かりがすごくて星がわかりづらいですね。
雲が多いものの、やや天候が良くなり撤収予定時刻の23時をやや超えて撮影をさせてもらいました。
23時半頃 美術館撤収
23時40分頃 山本小屋帰着
山本小屋の駐車場でも天の川も見えたりしているのでそのまま私は山本小屋前の駐車場で撮影を実施。
翌日の雲海に備える方、酒盛りをする方、それぞれの残業時間でした。
■7月21日(土)
7時半 朝食 早めに朝食にして始動を早くすることに
8時半 ロケハン出発 — ビーナスラインを下って、三峯展望台、霧ヶ峰高原霧の駅、車山高原と回る
10時半頃 車山高原を出発
11時半頃 美ヶ原高原美術館到着、早めの昼食
12時半過ぎ 山本小屋へ帰着、夕食まで自由行動 (午後の睡眠時間 ← 結構これが重要でした)
18時頃 山本小屋で夕食
19時頃 美ヶ原高原美術館へ移動
19時15分頃 美術館着
いよいよ2日目の撮影開始! しかし19時半くらいは厚い雲に覆われている状況。前日は夕焼けを少し目にできまたが、2日目はなかなかそれもない状況
少し雲間から星が見えたりし始めたのは20時半頃。しかし、星が見えたらあっという間に雲隠れの繰り返し。
22時半くらいの撤収間際に雲が少なくなり特別延長をしてもらう。
わずか数分とは言え、かなりクリアな時間が訪れてくれて、カシオペアがきれいに撮れました。この日も特別延長を快諾いただき、結局0時くらいまで撮影。
0時頃 美術館撤収
0時15分頃 山本小屋帰着 ここから自由行動
山本小屋近辺では雲が立ち込めている状況で、美しの塔は諦めなければならない状況。
結局全員で美ヶ原高原美術館の駐車場に戻り残り時間を撮影することに。月も落ち、雲もかなりなくなり、天の川がかなりクリアに。結局、全員2時50分くらいまで撮影し、3時くらいに山本小屋へ撤収。
■7月22日(日)
あとは帰るだけです。
7時半 朝食
8時半 チェックアウトして会議室に集合。それぞれの成果などをシェア。
10時45分 解散。各自の車でビーナスラインを下ることに。私はもう一台と岡谷ICを目指し、諏訪湖SAで昼食をとってからそれぞれの帰路につくことに。
今回の狙いと結果
- 20時半頃、南へ向けて、左から火星/土星と天の川/さそり座/木星/月 と欲張って入れたい —14mm:両日とも全滅
- 20時半頃、南へ向けて、土星と天の川/さそり座を目いっぱいに入れて —50mm:両日とも全滅
- 21時頃、北東へ向けて、夏の大三角と天の川を目いっぱいに入れて —24mm :両日ともほぼ全滅
- 21時頃、北東へ向けて、北極星から夏の大三角と天の川まで入れて —18mm魚眼:両日ともほぼ全滅
- 22時頃、天頂へ向けて、夏の大三角が昇り切ったところを —18mm魚眼と14mm:1日目 21時半くらいより南西の方角が開けることが少しずつ発生
2日目 少しずつ雲の合間に星が見える時間が多くなる - 23時半頃、南へ向けて、天の川の中の土星とさそり座を入れて美しの塔と共に —18mm魚眼と14mm :美術館の撮影時間を延長してもらったため美しの塔にはいかず
主に北側がクリアになる時間が多く、北をメインで狙う状況
ほとんど狙い通りにはいきませんでした。
やはり天候には勝てず、なかなか思い通りにはいきませんでした。
それでも事前にプランを立てておくことで、だめだった場合でもある程度のセカンドプランを想定できたことは良かったことです。
また次の機会を狙って撮影に行きたいです。