今年で10回目を迎えるという、ピクトリコ フォトコンテスト 2018-2019。そのフォトコンテストに入賞できました。
こんなことを書きます!
受賞した作品
三枚組で出した作品がこちらです。
タイトル:時 ~うつろい~
この3枚目は本サイトのプロフィール写真やアイコンの元になる写真として利用しているものです。これを入れた3枚組が入賞となりました。
ピクトリコのフォトコンテストで何らかが選ばれることは一つの目標にしていたのでとても嬉しいです。
プロローグ
初めてこのフォトコンテストに応募したのは2015年の回。何の気なしにでしたが、最初のグループ展を開いたときにA2とA3ノビのプリントをピクトリコ社のプリント工房を使わせてもらったので、ピクトリコ社のフォトコンテストが目に入りやすかったのかもしれません。この時は自由部門のグランプリが8枚のポートレートの組み写真というのに驚いた記憶があります。
授賞式および受賞作品展示は秋葉原というか銀座線末広町駅から近い3331 Arts Chiyoda(アーツ千代田3331:旧錬成中学校校舎跡のアートスペース)で行われていました。たまたまその時の土曜日に展示を見に行き、校舎跡という雰囲気もなんとなく懐かしいにおいがして、展示以外で入れるスペースを歩き回りました。
個人的には自由部門の準グランプリの【Allegro】という作品の方が、五線譜のような色彩表現で見たことがない面白さがあり、一番良かったと感じました。ネイチャー部門では、グランプリの【ハマの再生】のプリントが秀逸でした。これは実際にプリントを見てないとWebの画像だけではわかりにくいのですが、暗部がしっかりと表現されているなとすごさを感じた記憶があります。
ピクトリコ フォトコンテスト2015-2016 の回は、結果的にいうとあまり印象深い作品はありませんでしたが、やはりプリントを見ると技術がすごい人が多いなというのは思いました。
そして今でも印象に残っているのがピクトリコ フォトコンテスト2016-2017の回です。自由部門のグランプリ、【タイムスリップ】はシンプルだけど、その着想にあっと言わせられた作品でした。会場で見た瞬間はわからなかったのですが、じわじわとそのすごさを感じ、今でも一つの印象深い作品として記憶に刻まれています。
ネイチャー部門では【夜の囁き】という作品が印象に残っています。グランプリの作品は森の奥に残っていた野生動物の骨をモノクロで写した作品でしたが、食物連鎖の自然の厳しさを表現した作品とはいえ、私は奥深すぎました。。。それよりもシンプルに美しいと思えたのが夜に発光しているキノコを写した【夜の囁き】でした。
ピクトリコ フォトコンテスト2017-2018の回は、印象に残る作品が多かった回でした。自由部門の準グランプリ、【Phantom Nights】は夜の車の軌跡をこんなトーンとアングルで大胆に作品に仕上げるだと驚きました。また、【人間賛歌】では、色、そして動きのある女性のシルエットの表現で組写真の面白さを感じました。【Palace side story】では、背景の手の絵とその前に配置した人の妙が面白かったです。【駆け抜ける】は祭りの途中でしょうか、雨の中を走る子供を撮影していますが、なかなかそこで撮ることができるかと思った記憶があります。【冬至の頃】では田舎の炉端の柔らかい光が印象的でした。他にもいくつか印象に残る作品があった回でした。
ピクトリコ フォトコンテスト 2018-2019入賞の知らせ
入賞の知らせが届いたのは私が出張でタイ・プーケット島に前泊で到着していた3月10日(日)のことでした。ピクトリコ社から封書が届き、妻がLINEで届いていることを知らせてくれました。中を開けてもらうと入賞ということで、写真の内容に誤りがないか確認のうえ、3月22日(金)までに確認の返信をするようにということでした。プーケット島から帰るのは3月17日(日)だったので一旦そのままにしてもらい、帰宅したらすぐに返信ました。
その後、返信用はがきが封入された封書が4月になって届きました。6月1日(土)の授賞式+懇親会に参加するかという内容を回答するもので、5月7日(火)必着で返信となっていました。
GWに娘に確認をして一緒に行ってくれるということだったので、3人で参加する旨を記載して返信しました。あとは6月1日の授賞式を待つだけでした。
ピクトリコ フォトコンテスト 2018-2019授賞式
6月1日(土)
生憎の曇り空でしたが、雨は降らなそうということで娘を連れて3人で秋葉原に向かおうとすると・・・「いやだ!」「行きたくない」と仰せ。前日、娘が欲しいというぬいぐるみを買ってご機嫌取りをして、「明日は一緒に写真展に付き合ってくれるよね」「うん、いいよ」と約束を取り付けたのにも関わらずです。。。
結局、宥めすかしつつ、秋葉原まで来て、アーツ千代田3331の中に入って展示まで見ましたが、あとはもういいということで授賞式の間は外で待っていてもらいました。受賞式が終わったら、もう一度一人で展示作品を見て回り、懇親会はキャンセルさせてもらって会場を後にしました。ピクトリコさん、すみませんでした。
妻と娘は近くのジョナサンにいるということで、そこで早めの夕食+セルフ懇親会でした。
賞状と目録
こんな感じで授賞式会場で賞状と目録をもらえました。ピクトリコ商品5000円相当の利用ができるようですが、どうやってというのはまだ頂いてないです。
プリントと紙にはこだわっているようでした(笑)
使っことのない紙を使わせてもらうかなと思っています。
ピクトリコ フォトコンテスト 2018-2019
改めてピクトリコ フォトコンテスト 2018-2019を振り返ります。
審査員
部門別の印象に残った作品たち
自由部門で印象に残ったのは準グランプリの【防護】という作品です。男性には撮りにくい、女性らしい作品かと思いました。
また三菱製紙賞を受賞した【December】という作品も面白かったです。ピントはきてないですが、とても印象に残る組み写真で、妻も印象に残るといっていました。
ネイチャー部門はグランプリの【舞う】に度肝を抜かれました。昆虫の世界の一瞬をここまで動的に取り込むこと自体がすごいのに、それを4枚まとめたバランスも良かったです。準グランプリの【大事な忘れ物】も印象に残りました。アイスジュエリー的な足の形をした氷と光の妙が楽しめました。秀作の【寒い朝】、【霜花火】は私が好きなテイストで印象に残っています。
学生部門のグランプリ、【TOKYO 2020-1964】はモノクロで印象深い作品でした。実は私も建設途中のオリンピック関連施設の撮影を昨年夏にしていて、今年もしようと思っていました。同じような着想でしたが完成度の高い組作品で驚きました。
リンク先の作品を見ていただければと思います。
選に漏れても毎年見に行くくらい印象的な作品が多いフォトコンテストで、とても楽しみにしています。今年、その末席に加えてもらえたことは光栄でした。
ピクトリコの用紙
今回、私が使用したのはヨドバシカメラとピクトリコのコラボ用紙でした。
ピクトリコ製品の用紙としてはセミグロスペーパーと似たようなテイストです。
セミグロスペーパー