α7Ⅲ用にEFレンズを追加 タムロン SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model A041)のファーストインプレッション

α7Ⅲ用にEFレンズを追加 タムロン SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model A041)のファーストインプレッション

2019年4月17日、とうとうタムロン SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model A041)の購入を決意しました。

こんなことを書きます!

タムロン SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model A041)の購入動機、梱包を解いて開封の儀の執行、外観チェック、そしてファーストインプレッションまでを書きます。

前々から購入をするか迷っていたレンズ、タムロン SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model A041)の購入を決意しました。4月17日夜にネットで購入し、4月19日には配送されました。

開梱の儀

早速梱包箱の開梱しました。

OLYMPUS E-M1MarkII (13mm, f/5.6, 1/2 sec, ISO200)

OLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/5.6, 1.6 sec, ISO200)

 

Samyang 14mm F2.8 ED AS IF UM(左)と並べてみましたが、いかに大きいかわかります。

OLYMPUS E-M1MarkII (29mm, f/5.6, 1/13 sec, ISO3200)

ボディに付けても、ボディよりレンズの方が主張してきます。

ファーストインプレッション

このレンズを最初に持ち出したのは福島三春での弾丸星景撮影でした。
SONY ILCE-7M3 (28mm, f/2.8, 10 sec, ISO800)

まず、三春の滝桜です。暗い日中のような雰囲気ですが満月の夜の桜と菜の花と星です。特に何もレタッチしてない状態の撮って出しJPEGをそのまま載せました。

中央部分を拡大した写真が下の写真です。

右下の菜の花と写真の部分を拡大したのが下の奢侈です。

中央はもちろん、周辺部の星の流れもほとんど見られず良好な結果でした。Samyang 14mm F2.8 ED AS IF UMですと周辺分の流れに偏りがあり周辺減光もかなり大きいのですが、SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD G2 にはそんな心配は無用のようです。

これで頼もしい相棒が増えました。
またこのレンズのキヤノンマウント用はリアレンズ側にフィルターホルダーがあり、ソフトフィルターを取り付けるのも容易なところが良いです。
(キヤノンマウントのみ)

次はソフトフィルターを付けて星座を際立たせた撮影に臨みたいと思っています。

LEE 角型ポリエステルレンズフィルター No3を購入しました。No3で良いかはまだわかりませんが、使ってみて違う感じがしたら別のナンバーに変更するかもしれません。

購入を迷ったポイント

ずっと購入を迷っていたポイント、それは重量とマウントです。
特に重量。1110gと1kgを超える横綱級の重量です。ソニーαシリーズのEマウント用の星景写真用候補としてはFE24mm F1.4という単焦点レンズがタムロンSP15-30mmと同時期に発売されています。(もっともSP 15-30mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model A041)の1世代前のレンズがもともとありましたが)

そしてそのFE24mm F1.4と比較したのが下記の表です。445gの軽量な単焦点レンズと比べて665gの差と倍以上の重量差です。何よりもFEレンズ純正ということでEマウント対応ですが、タムロンSP 15-30mmの場合はEマウント用の発売がされていません。キャノンEFマウント用を購入してMC-11経由での装着となります。

レンズモデル名 SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model A041) FE 24mm F1.4 GM SEL24F14GM
メーカー TAMRON SONY
発売日 2018/10/12 2018/10/26
レンズ構成 13群18枚 10群13枚
フォーカス AF/MF AF/MF
絞り羽数 9 枚 11 枚
焦点距離 15~30 mm 24 mm
絞り値 2.8 1.4
最短撮影距離 0.28 m 0.24 m
最大撮影倍率 1:5 倍 0.17 倍
画角 110.32~71.35 度 84 度
対応マウント キヤノンEFマウント系 α Eマウント系
防塵
防滴
フィルター径 67 mm
最大径x長さ 98.4×145 mm 75.4×92.4 mm
重量 1110 g 445 g

それでも最終的にはSP 15-30mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model A041)の購入に至りました。

理由その1
SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model A041)の星景写真向けレンズとして評判が良い!
やはり実績に勝るものはないでしょう。
シグマ 14-24mm F2.8 DG HSM [キヤノン用]も近い画角と価格で候補にはなりましたが、星景という点での評判で決めました。
理由その2
24mmの画角では少し狭く、F1.4までの明るさまで必要とするシーンが多くない!
星景写真を撮るうえで24mmは標準レンズと呼ばれますが、天の川を広く入れるためには少し物足りない画角になります。かつF1.4 があればベターですがF2.8でもカバーできることが多いからです。逆に15mmから30mmと画角調整はしやすいです。
画角の広いシグマ 14mm F1.8 DG HSM [キヤノン用]も候補になりますが、すでに所有しているSamyang 14mm F2.8 ED AS IF UMと画角がかぶります。14mmほど広くない画角で撮影したいとき(15~28mmまで)をカバーできない今の不満点の解決にはならないと判断しました。
理由その3
FE24mm F1.4の価格が高く、他にFEレンズで14~15mmをカバーする手ごろなレンズがない!
FE24mm F1.4とSP 15-30mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model A041)との価格差は5~6万ほどあり、また焦点距離14-15mmをカバーするF2.8 以下のレンズのラインナップが現時点ではソニーとしてないことがあります。16mmからですと、16-35mm F2.8 GMの最高級グレードのレンズがありますがもっと高いです。(20万を大きく超えるレンズ)
こんなところから購入を決意しました。
とはいえ、ソニー FE24mm F1.4は非常にコンパクトで、画質の評判もとても良いレンズなのでいつかは購入したいと思えるレンズではあります。
また、シグマ 14mm F1.8 DG HSM もいつかは使ってみたいとは思っています。予算が有限なのが残念です。

 

システム重量比較

では、この横綱級の重量がミラーレスの軽量ボディをどこまでスポイルするか。手持ちの機材で重量比較してみました。

ボディ ソニー α7Ⅲ キヤノン EOS 5D MarⅢ オリンパス OM-D E-M1 Mark II ボディ
ボディ重量 565g 860g(カッコ内は5D MarkⅣ は800g) 498g
レンズ SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD G2 SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD G2 M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
レンズ重量 1,110g 1,110g 534g
総重量 1,675g 1,970g(1,910g) 1032g

やはりレフ機ですとさらに重く、フォーサーズですとさらに軽く・・・当たり前ですね。

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