2019年3月2日 金星、月、土星、木星、3つの惑星と月の共演 そして日の出

2019年3月2日 金星、月、土星、木星、3つの惑星と月の共演 そして日の出

先日、書いたように2019年3月の月初は月と惑星が良い感じということで、撮影計画をしていました。

記事:2019年3月 細い月と惑星の星景撮影 スケジュールプラン

結局3月2日の天候が良さそうだったため3月2日に撮影に向かいました。

こんなことを書きます!

2019年3月2日の夜半からの早朝にかけて星景写真の撮影に行きました。その結果を記載します。

狙いは月と惑星

個人的には3月3日の月と金星の並びを撮りたいとは思ったのですが、天候がベストな3月2日に撮影に行きました。狙いはそのまま月と惑星、そしてマジックアワーでの撮影でした。

日付 日の出時刻 マジックアワー時間帯 月の出時刻 備考
3月1日 6:11 5:27~6:00 2:39 木星、土星、月齢24.2の月、金星が並ぶ
3月2日 6:10 5:25~5:59 3:28 月齢25.2の細い月と土星が大接近
3月3日 6:09 5:23~5:58 4:13 月齢26.2の細い月と金星が大接近

GPV天気予報

結論からすると、天気は少し悪い方向に転びました。以下の雰囲気から霞ヶ浦あたり、あるいは鹿島灘を想定していました。実際には東関道を走りながら大栄IC付近でも雲が感じられ、星は見えるもののさらに北上が必要かなということで、潮来ICを降りてそのまま鹿島灘沿いに北上しました。

GPV天気予報:http://weather-gpv.info/

 

机上ロケハン

当初は霞ヶ浦か鹿島灘を想定しました。見つけたのは海沿いの鳥居、鹿島神宮明石浜鳥居(東の一之鳥居)とあるところです。結果的に北上したので近くを素通りでしたが、それは正解でした。

 

撮影結果の前になぜ失敗だったかを述べておきます。
当初は左のストリートビューの写真を見て海のムーンロード撮影ができるかなと考えていたのです。しかし実際は右の写真も見るべきでした。この写真にあるようにバイクより高いところに堤防があるのです。

 

そう、左の堤防の上にコンクリートを重ねて高くしたようです。おそらく東日本大震災後の対策かもしれません。
いずれにしても古い情報を元に決めかけましたが、さらにチェックしていればバイクとの比較でこの場所を候補地に選ばないということができたと反省です。

この反省も帰りがけに確認したからできたので、それはそれでよかったことかなと思います。

撮影結果

最終的に向かったのは大洗磯前神社でした。
到着当時は10名弱の方がいらっしゃったようで、私は良い位置に陣取れました。その後、あっという間に20人近い人数に膨れあがったようでした。

SONY ILCE-7M3 (0mm, f/0, 25 sec, ISO3200)

2時半くらいより撮影を始めると幸運にも3時47分頃に流れ星が入ってくれました。

OLYMPUS E-M1MarkII (8mm, f/2, 15 sec, ISO1600)

この時はまだ金星が昇ってきておりませんでした。

NIKON Z 6 (14mm, f/2.8, 15 sec, ISO1600)

鳥居の真上を月が通過しました。天の川もうっすらあり、真ん中の高さやや右に木星が見えます。さらに右上にアンタレスもいます。月のやや上に土星(サトゥルヌス:クロノス)が小さくいて、この後金星(ビーナス:アフロディーテ)が昇ってきます。

そして金星も登ってきて月を追いかけます。ビーナスとルナの美女の共演です。

NIKON Z 6 (24mm, f/2.8, 1.6 sec, ISO6400)
NIKON Z 6 (24mm, f/2.8, 1.6 sec, ISO6400)

 

金星が鳥居の上に来る頃、薄明の時間帯が近づきマジックアワーのグラディエーションを楽しめる時間帯です。

OLYMPUS E-M1MarkII (8mm, f/2, 15 sec, ISO1600)

NIKON Z 6 (14mm, f/2.8, 2 sec, ISO1600)

 

この時間になると星はほとんど見えなくなりました。そして最後は日の出です。

NIKON Z 6 (70mm, f/8, 1/400 sec, ISO100)

たまに星景写真撮影に行く大洗磯前神社でした。

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