本日、2018年12月5日、価格.com プロダクトアワードが発表になりました。
価格.com プロダクトアワード カメラ部門
α7 III ILCE-7M3 ボディがカメラ部門の大賞に選ばれました。
ソニーα7Ⅲ カメラグランプリ2018 カメラ部門大賞 受賞おめでとうございます!
さらにα7R III ILCE-7RM3 ボディも銀賞受賞でワンツーフィニッシュです。コンデジタイプでも2位にサイバーショット DSC-RX100M6が入り、カメラボディだけで3機種が受賞するという快挙です。
昨年の受賞はニコン/D850ボディ、オリンパス/OM-D E-M1 MarkⅡボディ、ソニー/α99Ⅱ ILCA-99AM2ボディでした。
今年はニコンからZ6/Z7、キヤノンからEOS Rが発売されましたが、まだ発売されて間もないということもあり受賞はならずでした。来年のカメラグランプリでの有力候補たちなので今からどうなるか楽しみです。
価格.com プロダクトアワード カメラ周辺機器部門
そしてなんと、カメラ周辺機器部門でもFE 24-105mm F4 G OSS SEL24105Gが大賞を受賞です。
ソニーFE 24-105mm F4 G OSSレンズ カメラグランプリ2018 カメラ周辺機器部門大賞 受賞おめでとうございます!
さらに銀にソニーEマウント用レンズ TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036)が入り受賞しています。F2.8 通しの標準ズームで魅力的な価格とスリムなボディで魅力的です。先日、触らせてもらって寄れるのもありちょっとほしくなりました。
現在のトレンドは?
プレイバック:カメラグランプリ2018
今年の5月、カメラグランプリ2018はソニーα9が大賞を受賞しました。
それから約半年後にα7Ⅲが大賞、α7RⅢが銀ということでソニー製ミラーレス一眼のすごさを改めて実感しました。
カメラもレンズもどちらも今年私が一眼レフフルサイズカメラからソニー機へ移行した際に購入した機材でうれしい限りです。
この時私は以下のように書きました。
それくらいCP+2018で触ったα9/α7RⅢ そしてα7Ⅲの瞳AFの食いつきが良すぎました。
この印象はニコン Z6/Z7、キヤノン EOS Rが発売された今も変わっていません。→ 考えを改めるべき時にきました。(2018年12月28日修正)
ニコン Z6/Z7では瞳AFが非搭載ですが、雑誌CAPAの記事を読んで考え方を改めないといけないかもと感じました。
フルサイズミラーレス機の比較を1月号で行っていて、その中に瞳AFの精度比較もありました。歩いてくる人物を85mmレンズ(F1.4)でAF追従連写での撮影テストをしています。その中で好成績だったのがニコン機のZ6です。(Z7は逆にだめでしたが) EOS Rも悪くない成績でした。
撮影比較でコマ連写の違いがあるのと、実際に似たような条件で撮影してないので確定的なことは言えませんが、自分の考え方を改めるべき時に来たかもしれないと感じました。
ニコン Z6/Z7では瞳AFが非搭載ですし、キヤノン EOS Rでは瞳AFがあるものの追従ができないシングルAF限定です。(F/Wアップデートで改善する可能性はありますし、キニコンは新しいFWで瞳AFが利用可能という情報もあります。)
スペックを比較するとわかりやすいです。
記事:勝手に機材レビュー スペック比較 α7Ⅲ vs キヤノン フルサイズミラーレス EOS R そして ニコン Z6と三つ巴
もちろん将来的にさらに絞り値の低いレンズが開発できるだとか、実際に撮影した画像は良いだとかいろんな良さがあると思います。風景写真の撮影現場では瞳AFが必要ないというの道理です。特に風景写真家のユーザーが多い(と個人的に感じている)ニコンでは、瞳AFの開発が後回しでも今年中にZ7/Z6の販売が必要だったことも理解できます。
しかし、大多数のカメラをあまり知らないユーザー、あるいは潜在ユーザーが求めるものはなにか? まずAF精度だと思います。簡単にきれいに撮れることだと思います。(あくまでも私見につき、異論・反論認めます)
ミラーレス、一眼レフを逆転
時を同じくして、2018年9月5日、時事ドットコムニュースさんの以下の記事が出ました。タイトルは・・・
ミラーレス、一眼レフを逆転=デジカメ出荷台数で主役交代
11月17日 日経電子版のTwitter記事
高級デジタルカメラの主役が一眼レフから#ミラーレス 一眼に交代しそうです。
このグラフを見て思うことはなにか?
個人的には、ミラーレスが一眼レフの出荷台数を逆転したことよりも、一眼レフ市場が右肩下がりのトレンド だということです。
私がカメラを使い始めた2013年頃から右肩下がりなのです。私個人も最初にワクワクした期待から、なかなか新しい機材への期待が持てない年月でした。この間、キヤノン、ニコンのツートップはミラーレスはそれほど重要ではないと言い続けていたように思います。
スマホがシェアを奪った等々いろんな環境要因もあると思いますが、ツートップ2社は抱えるレフ機ユーザーに配慮したのか、有効な手立てを4年間も打てずに、あるいは打たずに来たのです。スマホよりも魅力的なカメラを出せなかったのです。
そんな中、2017年のオリンパス OM-D E-M1 mark2、2018年のソニーα7Ⅲはワクワクさせてくれる機材でした。
さらには、Go Pro やDJIに代表される Droneのような機材、Richo Thetaのようなカメラを出せなかったのです。逆に、EFレンズを接続できるアンドロイドカメラ「YN450」なるカメラが中国のYongnou社から発売される始末です。。。。
フルサイズ市場の各社のシェアの推移
12月2日に出たデジカメinfoの記事
これを見ても、フルサイズに限定した話とはいえ、キヤノン、ニコン両社はシェアを下げる右肩下がりのトレンドです。ソニーはフルサイズミラーレスでほぼ100%のシェアを持っていたのが、Z7/Z6とEOS Rに多少奪われて直近ではわずかにシェアを下げていますが、全体のトレンドは右肩上がりです。
つまり、キヤノン、ニコン両社からソニーへ流れてきたユーザーがソニーのシェアを押し上げ、その分2社のシェアが下がったように見えます。全体として市場は増えてないのです。
ぜひキヤノン、ニコン両社にお願いしたいことは、面白い・ワクワクするようなカメラを作ってほしいということです!
CMやカタログの書き方でユーザーを惑わしたり、どっちが先に出すか、出さないかという腹の探り合いのようなことで終始することなく、ユーザーが何を求めているかを念頭にすればきっと大きな2社ならばできると思います。出し惜しみなしで全力投球願います!!
そして改めて言います。
[果たしてユーザーの選択は?選ぶのは私たちユーザーですね。]
ぜひ、ニコン、キヤノン両社に強く訴えたい言葉です。