ポータブル赤道儀を星景撮影に使うことがあります。そのポラリエに使う自由雲台を新規購入したので、その開封の儀です。
ビクセン ポラリエ付属の自由雲台スペック
私は Vixen(ビクセン)星空雲台ポラリエ (WT)・155 三脚セット を購入したので、ポータブル赤道儀と三脚、そして自由雲台がセットになっていました。
このセットには2つの自由雲台が付いています。三脚に付けるための自由雲台とポラリエ本体に取り付ける自由雲台です。
- 三脚用自由雲台 QHD-43:160g
- ポラリエ用自由雲台 QHD-33:130g
QHD-43 | QHD-33 | |
高さ | 78mm | 68mm |
底面径 | 38mm | 33mm |
重量 | 160g | 130g |
推奨積載質量 | 3kg | 2kg |
QHD-33だと高さが少し足りず、カメラボディとポラリエ本体との干渉が発生しやすいので代わりになる自由雲台を探したのがきっかけです。
選んだのは同じベルボン製の自由雲台QHD-73でした。
ベルボン製自由雲台QHD-73 スペック
OLYMPUS CORPORATION E-M1MarkII (17mm, f/5.6, 1/30 sec, ISO1600)この自由雲台を選んだのはズバリ底面です。64mmあり、ポラリエの雲台ベース(自由雲台を取り付ける台座)の大きさに近いのです。
もう一つは自由雲台のボールの大きさが大きい方が微調整をしやすいからです。
QHD-73 | |
高さ | 115mm |
底面径 | 64mm |
重量 | 430g |
推奨積載質量 | 6kg |
QHD-33とQHD-73を取り付けて比較画像
では早速ポラリエの雲台ベースに取り付けた様子を比較を交えて見てみたいと思います。
OLYMPUS CORPORATION E-M1MarkII (17mm, f/5.6, 1/15 sec, ISO1600)
まずはQHD-73とQHD-73 vs QHD-33比較です。かなり大きさの違いが判るかと思います。
雲台ベースに取り付けてみた写真でも違いが判ると思います。右側の写真がQHD-73+雲台ベースの裏側から撮った画像ですが、カメラ台自由雲台の調整レバーがはみ出していますし、。
上から(つまり逆アングルから)見るとさらにわかりやすくなります。
最後に横からの画像です。
QHD-33は画角に収まりましたが、QHD-73は画角に収まらなくなりカメラ台を傾けて撮影しました。
この右の写真で見ると、ポラリエの雲台ベースに対してQHD-73がぴったり収まる底面の大きさなのがわかります。
ちなみに傾けないままの画像は↓です。
QHD-73ファーストインプレッション
やはりボールの大きさが微調整をやりやすくしてくれそうです。それでいてそれほど重くないのが良いですね。
- ボールが大きいので微調整がしやすそう
- 思った以上に軽い
他にもSLIK製のSBH-550 も検討対象でしたが、すでに生産終了品であり、底面部が71.6mmと逆に大きく、重量も590gと重く断念。SLIK SBH-320 は底面部が58.6mmとやや小さく少し悩みました。他もなかなか底面部がここまで大きいものがなく断念。結局ベルボン製のQHD-73を選びましたが大正解だったようです。
OM-D E-M1 Mark2 (574g) + M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO (534g) を載せても 1108gです。
ポラリエ本体(740g +単三電池 28gx2本 ) + QHD-73 (430g)で1226gです。合計で2234gとなり、三脚側の自由雲台 QHD-43の推奨積載質量3kgも十分下回っています。これ以上重いレンズを付けることはなく、もっと重いカメラ+レンズの場合は別の三脚を使っているので問題なしです。
シェイクダウンは来週になる予定ですが今から楽しみです。