子供撮影に使える最強の2台 ソニーα7Ⅲ+オリンパスOM-D E-M1 Mk2でのホールで手持ち撮影

子供撮影に使える最強の2台 ソニーα7Ⅲ+オリンパスOM-D E-M1 Mk2でのホールで手持ち撮影

ソニーα7Ⅲのフルサイズの利点を活かすべく室内での音楽会の撮影をしてきました。

その中でホールでの手持ち撮影をしてきました。

記事:勝手に機材レビュー α7Ⅲの手持ち撮影とISO感度を試す 幼稚園の室内イベントにて

今回はそういったことも含めて5軸手ぶれ補正の特徴を持つミラーレスカメラの利点を感じてきました。

こんなことを書きます!

ソニーα7ⅢとオリンパスOM-D E-M1 Mark2をホールの音楽会で使ったらどうだったのか?個人的にはこの2台があれば最強の子供撮りカメラ機材だと思っています。

撮影機材

機材名 備考 重量
ソニー α7Ⅲ フルサイズミラーレス機 565g (+67g差)
キヤノンEF70-300mm F4-5.6L IS USM 望遠域でフルサイズで精いっぱい 815g
シグマ 50mm F1.4 DG HSM | Art 子供が観覧席に戻ってきてから撮るために 1050g(+627g差)
シグマ マウントコンバーター MC-11 EF-E マウント α7ⅢにEFレンズを付けるためのマウントアダプター 125g
オリンパス OM-D E-M1 Mark2 焦点距離が35mm換算で2倍は有利 498g(-67g差)
M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II 明るくないけど600mm域 423g(-627g

2台のカメラで望遠+標準のレンズを入れるとなかなかの重量でした。総重量3,476g、約3.5kgです。もっとも標準単焦点の50mmレンズを重いものにしているところもあるので、望遠だけにしぼればもっと軽くなります。(2,661g

望遠レンズを付けた2台のカメラの総重量は約2.5㎏でした。

300mm手持ち撮影

300mm

300mmでも結構小さく映りますが、周りを入れるにはちょうどよい感じでした。周りの他の子供さんたちの思い思いの雰囲気もわかって楽しいです。(画面中央の娘以外の園児、先生はぼかしています)

手持ち撮影ですが十分な結果を得られました。

600mm手持ち撮影

600mmあると娘をある程度大きく撮れました。それでも遠いですね。

600mm

舞台照明が明るかったのでこのm3/4でも意外にISO感度を上げずに対応できました。暗い体育館だと厳しいと感じる部分はありました。(音楽会開始前など)

軽い機材なので私が所有する300mmのような重量がないので手軽に撮れます。600mmの望遠域でも手振れ補正の恩恵を受けられるので女性でも手軽な撮影ができます。この機材で奥さんにも撮ってもらいました。

300mm/600mmでの比較

画質の違いの比較にはなりませんが、顔の大きさがどれだけ違うかがこれでわかるのではないでしょうか。

5軸手ぶれ補正で望遠域の撮影も安心でした

スペック比較

OM-D E-M1 MarkⅡボディ α7 III ILCE-7M3 ボディ
有効画素数 2037万画素 2420万画素
ISO感度 64~6400 100~51200
連写コマ数/秒 60コマ 10コマ
ボディ内5軸手ぶれ補正 あり あり
可動式モニタ バリアングル チルト
タッチパネル あり あり
AF測距点 121点 35mmフルサイズ時 693点
防塵防滴 あり あり
RAW+JPEG同時記録 あり あり
デュアルスロット あり あり
RAW 12ビット 14ビット
タイムラプス動画作成機能 あり なし
USB充電 なし あり

青字の項目は私が比較的重要視している項目です。
赤字は優位性がある方を示しています

どちらがおススメ?

難しい問題です。どちらもおススメだからです。
価格コムでも注目の1位、2位です。(2018年6月16日現在)

そうは言っても2台揃えられるのは難しい問題なので、絞るべき方が普通の状態だと思います。自分はカメラの趣味にどっぷりはまったあほたれなので同じことはでおススメできません。

単純に子供撮りということにフォーカスをするならば、OM-D E-M1 MarkⅡの方がコスパでおすすめでしょうか。価格差が5万円以上あるので、その分でレンズまでそろいます。また普段使いしやすいのはOM-D E-M1 MarkⅡです。小さくて軽いからです。m3/4はレンズも小さくて軽量、その分フルサイズのレンズに比べたら安価です。また、α7Ⅲの瞳AFには負けるかもしれませんが、オリンパス機の顔認証AFの認識率の高さも侮れません。
ただし、暗い室内での撮影はα7Ⅲに大きなアドバンテージがあります。だからこそのこの2台になったといえます。

一方、カメラがどっぷり趣味でフルサイズの重さを減らしたけど、20万円台の価格帯のものは耐えられるという場合にはα7Ⅲがおススメでしょうか。特にポートーレートも撮りたい、子供も撮るという方には瞳AFは最高の武器になると思います。
例えばフルサイズ一眼を使っている方が移行を考えている場合にこの瞳AFが一眼レフとの大きな違いになると思います。そしてボディは小さく、多少軽量になります。それでも自然な光学ファインダーが好きという場合には一眼レフ機には負けます。

どちらがおススメかは、その方の撮影スタイルなど立ち位置によってどちらが良いか変わります

今まで一眼(レフ機orミラーレス機)を使ってきてはいるが、子供撮りにもっと容易く子供にピントを合わせたい方はOM-D E-M1 MarkⅡをおススメしたいと思います。

  • 顔認証AFは瞳AFほどではないにしてもかなり子供を追ってくれる
  • 焦点距離も35mm換算で2倍で計算するので望遠域に届きやすいアドバンテージがある
  • 小型軽量で普段使いにもフルサイズより機動力がある

カメラでの撮影が趣味でカメラの基本操作は一通りわかっている方で、レフ機からの軽量化やピント合わせの容易さを求めている方で予算に余裕がある方にはソニーα7Ⅲをおススメしたいと思います。

  • センサーサイズの大きさのためISO感度でフルサイズは余裕があるので、m3/4機やAPS-C機よりは室内撮りに強い
  • 背景をぼかしたりした作品作りには適する
  • 子供撮り以外にも人物撮影が多く瞳AFを使うことで撮影に集中しやすい

 

もちろんこれは自分の環境にあったことを前提にしていて、かつ自分が経験した機材の範囲での意見ですので、私の意見に対する異論・反論・多様な意見を認めます。

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